ブロックチェーン(Blockchain)
暗号技術とP2P(ピア・ツー・ピア)ネットワーク技術を応用して、データの改ざんをほとんど不可能にしたデータベース技術のこと。
2009年にビットコイン運用が始まって以来(元オンラインカジノ系エンジニアにより開発)、2016年まで一度も改ざんの被害を受けることなく、取引を継続しています。
ブロックチェーンの役割は「誰もが使える台帳」で、この台帳に取引記録やコイン残高などのデータを記載しています。
この台帳をデータベースとして管理しており、その管理者は銀行のような中央集権ではなく、多数のコンピューター端末で構成されたネットワークだけです。
そして、コンピューター端末同士が、P2Pネットワーク上でお互いにデータを交換する形をとっています。
なお、承認された取引情報や、ビットコイン参加者が保有するコイン残高は、約10分ごとに「ブロック」と呼ばれるデータの束としてまとめられます。
前のブロックの情報がハッシュ値として次のブロックへ組み込まれ、さらにその情報が次のブロックへと連鎖的に組み込まれる。
ブロックチェーンのデータベースは、P2Pネットワークに参加する全ての端末が保有するため、一部のコンピューターが停止してもデータが消えることはありません。