AI(人工知能)の世界へようこそ!

AI(人工知能)の世界へようこそ!

人工知能の研究・開発と歴史

現在、グーグルをはじめとする世界の巨大IT企業が、人工知能の研究・開発を進めています。


バンクオブアメリカ・メリルリンチによると、ロボットと人工知能ビジネスの世界市場は2014年現在で約580億ドル。

2020年には1530億ドルになる見通しのようです。


1.
グーグルが2014年に4億ドルで買収したイギリスの人工知能ベンチャー「ディープマインド」は2010年に設立され、2016年3月に囲碁チャンピオンを破った「アルファ碁」を産んだ企業です。

この企業は、2015年にはテレビゲームのルールを自ら学んでプレイする人工知能「DQN」を開発。


2.
IBMの質問応答システム「ワトソン」は、2011年テレビの人気クイズ番組でチャンピオンに勝利して話題になりました。

今では、医療やカスタマーサービスなどで活用されています。


3.
顔認識技術「DeepFace」やチャットボットを作っているフェイスブックも、人工知能の研究拠点をパリに開設して研究を進めています。


4.
アップルは発話解析・音声認識アプリ「Siri」のほか、音声認識関連技術に力を注いでいます。


5.
日立の「H」、NECの「NEC the WISE」、NTTの「corevo」、ほかにも富士通やトヨタなど各企業は、それぞれ開発してきた人工知能技術を1つのブランドにまとめて事業展開を始めました。

たとえば、トヨタは2015年11月、人工知能技術開発の強化のため、新会社「トヨタ・リサーチ・ィンスティチュート」の設立を発表しました。



(参考文献:世界を変える7つの次世代テクノロジー/洋泉社,2017)